Logicool MX5500に付属のBluetoothドングルをLinuxで使う
Logicool MX5500等、Logicoolの一部のワイヤレスキーボードやワイヤレスマウスのレシーバー(USBドングル)は、USB Bluetoothアダプタとして使用することができるようになっています。
このUSBドングルはちょっと特殊で、単純にPCに接続しただけだとHIDモードとなり、あたかもUSBに直接キーボードとマウスを接続したように見せかける仕組みになっています。(設定を簡単にする意図? あと、こうしないとPCのBIOS画面等で操作できないというものあるでしょう。)
Windowsでは、付属のソフトウェア(Bluetooth接続アシスタント)でその他の機器をBluetoothで接続できるモード(HCIモード)に切り替えることができ、この設定をして初めて一般的なBluetoothアダプタとして機能するようになります。
Linux(具体的には Fedora 12)でも、単純に接続しただけだとHIDモードとなるため、Bluetoothアダプタとしては使用できませんでした。せっかくなので、これをHCIモードに切り替えるための方法を調べたので、メモしておきます。
LOGICOOL ワイヤレスデスクトップ キーボード&マウスセット レボリューション Bluetooth採用 MX-5500
- 出版社/メーカー: ロジクール
- 発売日: 2008/04/18
- メディア: Personal Computers
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設定は一ヶ所、 /lib/udev/rules.d/70-hid2hci.rules で
# Logitech devices (hidraw) KERNEL=="hidraw*", ATTRS{idVendor}=="046d", ATTRS{idProduct}=="c70[345abce]|c71[34bc]", \ RUN+="hid2hci --method=logitech-hid --devpath=%p"
のように、"hidraw"となっている部分を
KERNEL=="hiddev*", ATTRS{idVendor}=="046d", ATTRS{idProduct}=="c70[345abce]|c71[34bc]", \ RUN+="hid2hci --method=logitech-hid --devpath=%p"
と、"hiddev" に書き換えるだけです。
この状態でUSBドングルを差し込み直すと、通知エリアにBluetoothアイコンが現れますので、ここからマウスやキーボード、その他の機器を接続すればOKです。