twicliのTwitter API 1.1対応について

3月5日に、Twitter社により、従来使われてきたAPI「バージョン1」が廃止され、「バージョン1.1」のみに変更されます。
これに対応するにはTwitterクライアント側での対応が必須になっており、twicliにおいても移行が必要です。そこで、twicliのバージョンアップを2月3日に移行を行いました。


なお、上記Webページ(またはtwicli.neocat.jp)のブックマークレットをお使いの場合、特にユーザ側の作業は必要はないかと思います。ただし、カスタマイズを行っていた方は、一部の仕様変更に伴って再設定などが必要になる可能性があります。


さて、Twitter API 1.1では、いくつか仕様変更が行われ、利用制限が厳しくなりました。このため、twicliにおいても下記のような影響があります。

一部ブラウザ動作への影響
  • Opera、古いFirefoxを利用されている場合、設定の変更、プラグインの導入が必要な場合があります。詳しくはFAQをご覧ください。(XML形式のAPI結果取得が非サポートになった影響)
API呼び出し回数の制限
  • タイムライン(TL, @, リスト)の取得が、15分あたり15回に制限されます。
    • これを超えてリロード等を行った場合、制限がリセットされるまで最大15分間、「リクエスト回数超過」エラー表示となり、タイムラインの取得が行えなくなります。
    • ユーザ側では、手動更新は極力行わない、自動更新の間隔を長めに設定するといった対処が必要です。
    • また、従来twicliではツイート後にTLを再取得していましたが、 これを廃止しました。代わりに、投稿完了時にタイムライン上にそのツイートがすぐに反映されるようになります。(※)
  • ユーザ情報の取得、ツイートの検索は、15分あたり180回の実行が可能です。
機能制限など
  • 他のユーザがフォローしているTLの表示、関連ツイートの表示は、APIが廃止されたため利用できなくなります。
  • 今後、Display Requirementsのmustの項目に従って、見た目が変更になる可能性があります(shouldの項目は極力現状のままにするつもり…)


※ツイート投稿後に結果をただちにTLに反映するため、ツイート内容をいったんGoogle App Engineに転送するようになりました(POSTメソッドではなくGETメソッド(JSONP)で投稿を行うためです。ブラウザのセキュリティ機能により、異なるドメインのPOST結果は取得できないという仕様になっているので、従来の方法ではタイムラインを再取得しないとツイートが反映されたか分かりませんでした)。設定の「GAEサーバ経由でツイート」をOFFにすることで、従来のようにTwitterに直接送信するよう切り替えられます。


このほか、デフォルトのプラグイン設定を一部変更しました(キーボード・ショートカット(shortcutkey.js)をデフォルトで有効化するなど)。


ご不便をおかけすることもあるかと思いますが、よろしくお願いします。(Twitter社の意向はこちらではどうしようもないので何とも…という気分ではあります。)