Fedora9をParallelsで使う

Feodra 9をParallelsにインストールしてみました。
やり方は簡単…とは行かなかった。Xが立ち上がらず、テキストインストールになってしまいました。
同じようにXが立ち上がらないという人はたくさんいる模様。
まあとりあえず画面の指示に従って進めていき、インストールは無事完了。


インストール完了後、Xが使えるようにしていきます。どうやらvesaのドライバがParallels上では動かないようなので、fbdev (フレームバッファ・ドライバ)を使います。


VLフォントが何かかわいらしい。

以下、設定方法。

カーネル起動オプションの設定

まず、カーネルの起動オプションとして、vga=xxxを渡すように /etc/grub.conf を編集します。
例えば

#boot=/dev/sda3
default=0
timeout=5
splashimage=(hd0,2)/boot/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu
title Fedora (2.6.25.3-18.fc9.i686)
	root (hd0,2)
	kernel /boot/vmlinuz-2.6.25.3-18.fc9.i686 ro root=UUID=xxxxxx rhgb vga=792
	initrd /boot/initrd-2.6.25.3-18.fc9.i686.img

と、kernel 指定部分に vga=792 と書きます。数字は、

番号 解像度
789 800×600
792 1024×768
795 1280×1024

などです。そして再起動し、コンソールが指定した解像度になった状態で起動することを確認します。

xorg.confの自動生成

うまく高解像度で起動したら、rootでログインし、

# X -confiugre

と打ち込むと、/root/xorg.conf.new というファイルを作ってくれます。

Driverセクションはこんな感じ(コメント部分は略)。

Section "Device"
        Identifier  "Card0"
        Driver      "fbdev"
        VendorName  "Unknown Vendor"
        BoardName   "Unknown Board"
        BusID       "PCI:0:2:0"
EndSection

このファイルを/etc/X11/ へ名称を変えて移動。

# mv /etc/X11/xorg.conf /etc/X11/xorg.conf.orig
# mv /root/xorg.conf.new /etc/X11/xorg.conf

これでstartxしてみると、X11が立ち上がるはずです。


なお、Fedora 9でもBoot Campパーティションにインストールすればネイティブ起動(Boot Camp)立と併用できます。やり方は id:NeoCat:20080421 とか id:NeoCat:20080423 と同じです。